美しい家と暮らす
Building a happy wooden house
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家づくりにおいて大切なことは何でしょうか
家は、その人や家族を現しますので、周囲への心配りや謙虚な佇まいを大切にしたい。
そして、街の自然や景観と馴染むような家であること。
家のなかに入れば、家族が心豊かに暮らせる居場所がたくさんある。
食事を共にし、家族と語らい、家族の成長を喜びながら日々を過ごす。
人が触れる素材には時間を感じられる質感があり、窓からは自然をそばで感じ時節を知り四季を味わえる。
さらに、家族の健康を考えた温熱環境が保たれ、耐震性や耐久性など長持ちする性能が保たれた意匠と性能の両立した家が理想です。
そんなこれからの「美しい日本の家」をつくっていきたい。
日本では世界最古の木造建築である法隆寺をはじめ、限られた空間に意匠と技術を極めた茶室や、簡素さの中に美と深い精神性を表していると海外からも高く評価された桂離宮など、古くから美しい建築を生み出してきました。
そうした建築と現代の最新建築技術から学び「日本の気持ちからでた」建築を目指したい。
それが、わたしたちの志であり、幸木之家のコンセプトです。
画一的な設計ではなく、一棟ずつ、家族の暮らしと想いを聞いて、その上でその家の建つ土地のこと、その場所にある光の動きや季節のめぐりかたを考え、それを図面に芸術的に表現し、建築していこうとする姿勢と仕組みが大切だと考えています。
前川建設は、創業明治40年、建築、土木、不動産と建設業に携わり、「お客様に歓んでいただける歓び」を理念に、長きにわたり地域の信頼を培ってきました。
住宅事業では、25年前に住宅リフォーム事業を始めたのが端緒で、地域の建設業として安心な住宅リフォームに取り組んで参りました。
そのリフォームを通じて、安い外国産の木材を構造材に使った家や、住宅性能が十分に確保できていない寒い家、画一的な設計手法でつくられた家など、日本における住宅の実情を肌で感じ、予算内で建築技術によりどう改善していくかを考える日々を過ごしていました。
そうしたなかで、日本の風土にあった檜や杉を構造材とした家、美しく豊かな家を目指したいと「幸木之家」のブランドが生まれました。
「幸木之家」では、設計図面を日々精進して実現する建築士チームと、その図面の意図を理解し、美しく実現する施工管理技士チーム、そして実際に日々の手仕事のなかで培った熟練の技術でものづくりする職人チームが力を合わせて、一棟、一棟誠心誠意、家づくりをしていきます。
住宅やオフィスビル、店舗、医院など、設計施工は家だけに限るものではありませんが、どれも同じようなかつての棟梁が矜持としていたような、地域の代表となるような建物を素材選びから設計から施工、そしてアフターメンテナンスまで、誠心誠意、地道に行っています。
日本は、森林の面積が国土の約7割を占め、北欧と並び、世界有数の森林大国とされています。古代から日本人は、そうした木とともに生活し、木造建築技術を代々繋ぎ培ってきました。約1300年前に建立されたとされる法隆寺は、世界最古の木造建築とされています。各地域には、数百年を超える木造建築が、神社仏閣として、数世代を超えて現存しています。台風や地震などの多い日本において、古い木造建築が今も受け継がれていることは、世界をみても極めて珍しいことだといえます。
日本書記や万葉集にも建築木材の記述は多くみられ、日本書記には「杉と楠は船を浮かべるのに、檜は立派な御殿に」と書かれています。古代から日本人は、檜という木の強さと美しさを知り、杉という木のやさしさとあたたかみを知っていました。
遺伝子が記憶するほどの長い年月を経て、木から生活の営みと癒しを得てきた日本人にとって、木の家で木肌に触れられることは日本人が考えている以上に大事なことなのかもしれません。
しかし、本当の木に触れられる機会は減り続け、印刷で木目調の樹脂シート技術が発達し、蔓延してしまっています。
経年美化することのないシートに囲われた生活か、日を追うごとに質感に深みが増す、時を刻む本当の木と触れられる生活か、もう一度、思いを正す時が来てるのではないでしょうか。
すくなくとも、日々の大半を過ごす家や仕事場では、そうありたいと思います。
そして、地域の森林資源の保護と育成を行い、日本の国土を守る一助となりたいと考えています。
高品質の国産無垢材の桧を構造材に使用します。
桧には高い耐久性、調湿性、特有の香が持つ抗菌・防虫作用やリラックス効果など、日本の風土にあった建築に最適の木材です。
全棟認定長期優良住宅を取得し、住宅性能表示制度、7項目で最高ランクの性能が備わった家つくりを進めています。
構造の安定 耐震等級(倒壊防止)3、耐震等級(損傷防止)3、耐風等級2
火災時の安全 火災警報装置設置等級3
劣化軽減 劣化対策等級3
維持管理への配慮 維持管理対策等級3
温熱環境 省エネルギー等級6
空気環境 ホルムアルデヒド発散等級4
これからの住まいにおいて温熱環境を確保し、省エネルギー性を高めることは、住む人の健康と長寿命のためにも、地球環境への配慮のためにも、必ず実現しなければなりません。
断熱材がもたらす室内環境も考え、長持ちする気密施工技術も日々高めながらZEHを超えるGX志向型住宅を推進しています。
断熱材 木質繊維 セルローズファイバー
高断熱・防音性・調湿性・安全性・防虫性
G2以上(Ua値0.46以下) C値(1.0以下)
大地震に対して、安心できる耐震基準としては、耐震等級3以上あることが重要であると専門家の多くが指摘しています。
さらに、仕様規定ではなく全棟、許容応力度計算による耐震等級3を取得しています。
高度な地盤調査・解析力により、地盤の状況に応じた補強工事の提案を行い、20年間の地盤保証をしております。
シロアリ保証は、10年間、累計1000万円の補償付き。
住宅設備保証も5年~10年間の保証があります。
地域で創業100年を超える前川建設の住宅部門として、確固たる安心をご提供いたします。
住宅設備や金具、石材、床材、証明、屋根、樋など各部材にも耐久性、保証、意匠性にこだわりぬいた厳選した仕様をご提案しています。
美しい空間をつくるには、建築のディティールを工夫した造形的な美しさにこだわることも大事ですが、はじめに人間の生活があり、家族の心の豊かさを創り出す設計であることが大切です。
家族の「暮らし」や「夢」をヒアリングし、住む人のライフスタイルに合った意匠で、家族の「成長」に合わせて変化できる柔軟なつくりを前川建設幸木之家設計チームが設計します。
設計チームには、主婦の建築士や伊礼智主宰のi-worksや住宅デザイン学校で学ぶ建築士が知恵を集め、全国の建築コンテストで多数の受賞実績があります。
そうした暮らしを考えた日々を過ごす家というのは、家族の健康や心まで考えた「よくできた家庭料理のような家」と言えるかもしれません。
幸木之家は、住む人と地域と日本と地球のことを考えた「日本の美しい家」を、日々鍛錬した設計士が設計し、つくる過程からお客様と楽しく進めていく、そして現場を指揮する監督と、それぞれの技術を持ったたくさんの熟練の職人の想いが合わさって一棟の家がつくられていく。
それが「幸せな木の家づくり」だと考えています。
そのような手順でつくられた美しい家と暮らすときを、最愛の家族の成長とともににぎやかに楽しんでいただけるなら、私たちにとって最高の歓びです。
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